2012年1月

第70回
シンプルに親をする


初夏に出版予定の本。
今、その原稿を書いています。
あっちを書いたり、こっちを書いたり、頭をかいたりもしながら。
そこであらためて「親の役目ってなんだろな〜」なんて考えています。

「親の役目」ってなんでしょう?
親がすることってなんでしょう?

それはごはんを食べさせることであったり。
パジャマを着せて寝かしつけることだったり。
いつまでもはかどらない片づけを、尻をたたいてやらせることだったり(うちだけ?)。

習い事をしていたら送り迎えして。
学校に入ればマンツーマンで宿題を見て。
スポ少に入れば「行けー!」「走れー!」と声張り上げて。
やるべきことも、してあげたいことも、たくさんたくさんあるわけで。

では質問です。
あなたは子どもの頃、親に何をしてほしかったですか。
お腹が痛いときは?
友だちとケンカしたときは?
逆上がりに挑戦するときは?

具合が悪いとき、そばにいてほしいのは親でした。
「今日ケンカしちゃった」。そんな話しを聞いてほしいのは親でした。
新たなチャレンジを見守ってほしい人。それもやっぱり親でした。

特別なことじゃない。
親には、ただそばにいて、
見ていてほしかった。
話しを聞いてほしかった。
自分を認めてほしかった。(それから、怒らないでほしかったぞ)

それだけで、お腹の痛みが治まって、心の痛みも和らいで。
勇気100倍!また元気出して外に飛び出すことができました。

この先子どもが大きくなれば、
「ああして、こうして」と指示を出す人はいます。
勉強を教えてくれる人もいます。
「それは違うよ」「こっちが正しい」と判断してくれる大人も出てきます。
子どもは人生の中で、そんな人に何人も何十人も出会うでしょう。
だからその役割はある程度、その人達に任せてもいいのではないでしょうか。

では親は何をするか。

親は、シンプルに親をする。
それでいいと思うのです。

そばにいて、
見て、
聞いて、
認める。
子どもが望むように。
あなたが、してほしかったように。

親しかできないことを。
親だからできることを。
見る、聞く、認める。
シンプルに、親をしませんか?
あなたがいつもしていることに、誇りを持って。

今、そんな本を書いています。