2012年2月

第71回
転地療法


家にこもる季節です。
お子さんと一緒にいかがお過ごしでしょう。

「転地療法」という言葉を聞いたことがありますか。
これは、温泉入浴指導者という肩書を持つ友人が教えてくれたものです。
「温泉の効果を増すには、なるべく遠くまで行くといいんですよ。
できれば県外。すると気候や風土、食べ物まで違いますよね。
それが気分を変えてくれて、体調にまでいい影響を及ぼすんです」と。

「そうそう、そうなの!」
温泉には全く関係ないものの、彼女の話を聞いてすとんと腑に落ちたことがありました。
「ちょっとそこまで」が気分を変えてくれることが、たびたびあったからです。
あなたも何かで煮詰まった時、外に出たらすっきりした経験はありませんか?
ちょっと歩く、ちょっと外の空気を吸う。
それだけで、気持ちが晴れるのを感じたことはありませんか。

居場所を変えると気持ちが変わる。
視界が変わると思考が変わる。
私たちはそれを、体験的に知っています。

子育てでしんどくなった気持ちをリセットするにも、これにずいぶん助けられました。
とりあえず外に出てみる(これだけですっきり)。
子どもをそりに乗せて、ご近所一周の旅。
ペットボトルに絵の具を溶かし、雪にお絵かき(そのあとは、かき氷屋さんごっこ)。

「外に行くのもひと仕事」なら。
別の部屋に行く。
窓を開けて風を入れる。
となりの部屋に布団を敷く(布団を見ると、テンションが上がるのはなぜ!?)。

誰かに「新しい風」を起こしてもらうなら。
兄弟姉妹・両親ほか、友人知人に来てもらう。
友だちと、子どもを預けたり預かったりする。
遊び相手や話し相手を探す(大館・能代には家庭訪問型子育て支援があります)

寒い冬。
あなたが、違う風に触れられる「転地療法」はなんですか?