2012年12月

第81回
みんな、力を持っている!


やだ、もう12月!
今年、何したかな。お正月に目標を立てた気もするけど、そもそもなんだっけ?
この時期、いつもそう思います。
行動するって、なかなかどうして気合がいるもの。
あなたは今年何か、「行動」、しましたか?

「あれから子どもたち、自分で考えてボランティアをするようになったんです」。
そう話してくれたのは、ボランティア講座に呼んでくれた先生でした。
「自分で作った本の、読み聞かせを始めた子もいるんですよ」
「そうなんですか!すごいなぁ」

大住小学校の4年生に向けて、ボランティア授業をしたのは9月のこと。
「ボランティア、したことある?」
「ボランティア委員会で、牛乳パック集めてる」
「ほかの人は?」
「わかんな~い!」
そんなふうに滑り出した授業。

子どもたちと話しているうちに、見えてきたことがあります。
それは「ボランティアは、立派なことをすることだ」という概念を持っていること。
「がれきの処理をする」「被災地に出向く」。
そんな、大きなこと、「立派なこと」です。
けれどそれは、できる人もいるけれど、できない人もたくさんいます。
私が伝えたかったのは、「小さなことでいいんだよ」「できることでいいんだよ」ということでした。

「あなたが好きなことはなんですか?
私は、赤ちゃんが大好きです。
だから私は、赤ちゃんとお母さんに遊びに来てもらえる場を開いています。
自分が好きだったり、得意なことで、相手にも喜んでもらえること。
それもボランティアになるんですよ」

そんなお話をすると・・・。
子どもたちの目が、ガゼン輝きだしました。
「それなら何かできるかも!」
「小さいことでもいいんだね!」
「そうそう、それだよ!」

タイムアウトとなり、その場では具体的な行動までは出ませんでした。
ですが、後日届いた手紙には、たくさんの「ボランティア宣言」が詰まっていました。
「ぼくができそうなボランティアは、おち葉のそうじです」。
「わたしのとくいな事はアクセサリー作り。それを体の不じゆうな人に作ってあげたい」。
「自分ができそうなのは、とくいな竿灯をして、おとしよりをよろこばせること」。それに
続いて。「考えてみると、竿灯をやっていると力があるので、力のない人に手をかしてあげるのもいいと思います」。

みんな、自分の中に宿る力に気付いたんだね。
そして実際に一歩、踏み出した子もいるなんて!
すごいなあ、みんな。ほんと、すごい行動力だよ。

さあて、子どもたちにエネルギーをもらって私も。
たまりにたまった大掃除に、重い腰を上げるとしましょうか。