2016年1月

第118回
陽だまり10周年

 
 
おかげさまで「陽だまりサロン」も10年を迎えました。
ダイエットだって整頓だって、3日も続かない私が、です。
こればかりは「よくやった!」と「自画絶賛」、です。
 
2005年6月、魁新報さんが「明日、オープン」と新聞に載せてくれました。
その時の写真には、4歳の息子を抱っこする私。
昨年暮れまた、「開設10周年を迎えて」をテーマに取材していただきました。
息子はもう、触らせてもくれませんけどね。
 
そこで記者さんが食いついたのは「この10年で感じる変化」への答えでした。
この10年で変わったこと。
それは、「パワフル母さんが増えたこと」!!
「そうそうそう! やっぱりそう思いますか?」と二人して大盛り上がり。
 
ビーズの指輪や、布で作った髪飾りなどを並べ、手作り市を開く人。
学生時代に楽器を奏でていた人たちが集まって、ママさんブラスを結成した人。
外遊びサークルを立ち上げ、雨の日も雪の日も森で子ども達を遊ばせる人。
カルチャースクールの先生になる人、ショップを開く人、本を出す人。
ぐんぐん進むその姿は、頼もしい!のひと言です。
 
そしてそんな集まりは、お客様あってこそ開けます。
フットワーク軽く参加してくれるのは、育休中、転勤族など「期間限定」の方々が多い。

「今しかない!」「今を存分に味わおう」と、積極的に出歩くからです。
ポテトチップもポッキーも、限定品は強いんです。

そんな中に、木野麻衣子さんという方がいました。
サロンも駆け出しの頃、「こちらで講座をさせていただけませんか?」と訪ねてきました。
「何の講座ですか?」
「和みアートといいます」
聞くのも初めてなら、見るのも初めて。
ふんわりと温かみあふれる小さな絵は、温泉みたいに見る人を癒してくれて。
「和みアート」という名前そのものでした。
 
「転勤で秋田にやってきました。
 この絵は秋田ではまだ知られていません。
 ここで講座をさせてもらってまず、その楽しさを知ってもらいたい。
 そして秋田にインストラクターを育ててから、次の地へ旅立ちたいんです」
 柔らかな、けれどまっすぐな視線で語る彼女。
 絵だけでなく、計画までしっかり描いている方でした。
 
それからです、和みアートが秋田に広まったのは。
描いて楽しむ人
個展を開く人
準インストラクターをとる人
インストラクターとなって、次の先生を養成する人
 
そうして計画を実行したのち、他県へ旅立っていきました。
今では彼女が育てた先生たちが、学校で、公民館で、老人施設で活躍しています。
ふわり綿毛が広がって、そしていつしか根づくように。
 
「パワフル母さん、増えましたよね!」
「ほんと、これからもおもしろそう!」
次の10年もきっと、予想もしなかった人に、未来に会えるんだろうな―――。
うはっ、楽しみ!