2016年3月

第120回
一生モノ

 
 
春が近づいています。
雪が解け、ちゅんちゅく鳥が鳴き、日暮れも長~くなりました。
もうすぐ入園・入学・進学の季節です。
あなたのお子さんは、いくつになるでしょう。
 
子どもの育ちを7年ごとで見る「7年周期説」があります。
それによるとこんな感じです。
・第一・7年期(0~7歳)・・からだをつくり、「意志」を育てる時期
・第二・7年期(7~14歳)・・「感情」を育てる時期
・第三・7年期(14歳~21歳)・・「思考」を育てる時期
 
これでおもしろいなと思ったのは、第二・7年期、つまりは「14歳までに身についたことは、習慣として残りやすい」というくだりです。
 
そういや私は歩くのが好きで、今でも毎日ウオーキングをしています。
それは中学卒業まで、片道4キロを歩いて登下校したからかもしれません。
今でもテレビを見ないのはチャンネル権のある父がNHKラブだったから、料理の手際が悪いのは手伝いをしなかったからでしょう(母さん、ごめん)。
そう考えると私にも、一生モノの習慣が14歳あたりまでについたことになります。
あなたも思い当たるフシ、ありますか。
 
とするとです。
「一生涯習慣にしてほしいことは、それまでにどんどんさせる」「ほしくないことはそれ以降」がいいってことです。
それもあって我が家では「その頃まではナマ体験、ゲームやスマホはその後で」と決めてきました。

親も子も行動範囲が広いなら、連絡のために通信機器は必要かもしれません。
けれどうちは離れても、学校と職場兼家の半径2キロ。どうってことない距離です。

はてさて、その息子。
小学校の時は、ごたぶんにもれずゲームをほしがりました。
ガンとして譲らない親を見て、ばあちゃんがこっそり「たまごっち」を買ってやりました。
息子の喜びようといったらさあ大変! 家にいるとどこでもいっしょです。
ある夏「あついでしょ」とプールに入れて、そのまま動かなくなりました。
 
中学では「友だちはみんな持ってるし!」と、携帯やタブレットを泣いて懇願されました。
その度「そういうのは連絡用。高校入る時ね」と言い聞かせました。
代わりに本や大工道具を渡し、釣りや自転車、スキーなどに一緒に時間を費やしました。
 
そうして今、15歳。
受験も終えて、スマホデビュー。
変なサイトに行ったらヤだな、夜中までハマらないかな、トラブルになったらどうしよう。
気になることはいっぱいです。
 
1日目:いろんな入力作業があるようで「目が痛い」というまでやりました。
2日目:「音楽を入れる」とあれこれいじっていました。
3日目:「睡眠アプリで、ぼくの睡眠効率97,5%!」と起きてきました。
よくわかりません。
今日で10日目。今まで通り小説を読んだり、ばか話に花を咲かせたり、スマホ音楽で「♪リンダリンダ~ 」と跳び跳ねてみたり。
今一番楽しみにしているのは魚釣り。「早く行きたいな」とせっせと竿を磨いています(←勉強はどうした!)。
このまま「スマホは脇役」になってほしいな。
 
一生モノの習慣をつける今、子どもと何をしましょうか?