2016年9月

第126回
ベクトル1度

 
ここ数年、懐かしい友人に再会する機会が続いています。
子どもが小さい時に知り合ったママ友だちです。
 
「子育て応援SEED」で一緒にスマイルキッズを担当した鈴木さん。
大潟村公民館の「子育て学級」につないでくれた斎藤さん。
「自然育児友の会」秋田支部としてお茶会を開いていた武田さん。
 
子どもの成長と共に連絡も取らなくなっていたのが、ひょんなところで会うんです。
鈴木さんとは、子ども同士が陸上を始め、競技場の観覧席で再会。
斎藤さんからは「遊書書けるの?お米のラベル書いて」との依頼で。
そして武田さんとは、なんとびっくり、下の子の高校入学説明会で!
おんなじクラスで、しかも隣の席でした。
 
太っていたり細っていたりですが、母は見ればわかります(失礼!)。
びっくりなのは子どもたちです。
母さんの腰くらいの背丈だったのに、一様に母を追い越しているんですから。
あんぱんマンのTシャツだった子が、真っ黒な学ランを着てるんですから。
 
それに加えて嬉しいことが!
それは、母さんたちも負けじと成長していたことです。
 
鈴木さんは「親業インストラクター」として活動しながら、保育園にも勤めていました。
斎藤さんは亡くなったご主人が残した、子どもたち3人の子育てと稲作りに大奮闘。

武田さんは「おさんぽこびと」という豆本作りや「こびと雑貨店」を運営していました。
だからかな、あの時よりも数倍輝いて見えます。
 
 
彼女たちに共通していることがあります。
それは、子どもが小さい時も、できることをしていたことです。
 
鈴木さんとは、次のスマイルで何をするか毎月話し合っていました。
斎藤さんは「子育て学級」の実行委員として年間計画を練っていました。
武田さんは秋田のママが子育てしやすいよう「あきたでOSANPO」という子育てMAPを手掛けていました。
子育てのほかにも、やりたいことに向かって動いていたんです。
 
行動がクセになると強いです。
もうだまっちゃいられません。
右足の次は、必ず左足を出したくなります。
 
斎藤さんが言いました。
「あきさんもだけどさ、あの時『えい!』ってやっちゃって良かったよね、私たち。
『子どもが大きくなったら』って待ってたら、きっと気持ちも冷めてただろうし。
今なら、もうやんないわ~」。
 
ベクトルの向きを1度上げる。
そうしたら、1週間後はそう違わなくても、数年後にはだいぶ高みに昇れます。
 
子育て中でも、やりたいことはちょっとずつ。
さてあなたは、何をしますか?