2017年2月

第131回
ちょっとの気持ち

 
あなたは、食材使いきり派ですか?
それとも、余る派?
私は前者。
を目指す、後者です。
いつの間にかちょっとずつ余ってしまうんです。
 
土曜日には冷蔵庫をスッキリさせて、日曜日に買出し。
そう思っているのに、使いかけのほうれん草がヘロンとなっていたり、死角からカピかピの筋子が現れたり。
それだけではありません。
棚の奥には実家からもらってきたサバの水煮缶や、あるのに忘れてまた買ったコーンスープなどが冬眠しています。
 
「フードバンク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
家で眠っている、まだ食べられるものを集めて必要な家庭に渡していく。
そんな活動だそうです。
 
「それ、いいじゃん!」
活動を知って心が躍りました。
だって忘れかけている食べ物を寄付することで、誰かが助かるなんて。
差し上げる方も受け取る方も、そして食べ物も、みんな喜ぶではありませんか!!
 
 
そう思っていた矢先です、「フードバンクあきた」から「講演会の司会を」との依頼が入ったのは。

二つ返事でお受けして、早速事務所に打ち合わせに行くと。
そこにあるのは各家庭から寄贈された、お米、乾麺、レトルト食品などなど。
そうして鴨居には、クリーニング済みの制服がずらり。
それは学ランであったり、ブレザーであったりとデザインいろいろです。
「これは?」と聞くと会長さんが教えてくれました。
 
「学校に入学する時って、お金がたくさんかかるでしょう?
カバンに靴に体操着、部活に入ればユニフォームにエナメルバックもだし。
3年しか使わないのに、全部揃えなくちゃいけない。
それなら制服だけでも卒業した子から譲ってもらえたら助かるでしょう?
だからここでは食べ物のほかに、それもやってるの」とのこと。
 
これにもやたらとガッテン、ガッテン!
何せうちも息子の高校進学時、ご近所さんから制服を譲ってもらった口です。
普通に買えば3~4万はするでしょう。
早速次の打ち合わせには、中学の制服を持参しました。
 
不要なものを渡していく、ただそれだけのこと。
こちらは家がスッキリするし、あちらは生活に潤いが出る。
誰にあげたらいいのか、いらないものをあげるのはかえって失礼ではないか、そんな迷いも「フードバンクあきた」が中に入れば一安心です。
 
なんとうまいシステムでしょう。
大きなことはできなくても、これなら何かできそうです。
あなたもちょっと、誰かのお役に立ちませんか?
 

フードバンクあきた http://foodbankakita.com/