2017年5月

第134回
子育てハッピーアドバイス

 
子育て、楽しんでいますか?
 
「子育てハッピーアドバイス」シリーズを書かれた明橋大二先生の講演会がありました。
テーマはひとつ!
「自己肯定感を高める」です。
20冊ほどあるハッピーアドバイスの中で、ずーっと言い続けていることです。
 
「自己肯定感」。
それは「長所も短所も、ぜ~んぶひっくるめて自分が好き」という感覚だとか。
 
短所もかぁ…。
顔が丸すぎるとこ、爪が平べったいとこ、まじめに歌ってるのに「まじめに歌え」と言われるとこ。
なかなかどうして、好きになれないなぁ。
 
けれどこれが土台となって、その次にしつけ、さらに勉強が成り立つのだそうです。
「この土台をしっかりさせないと、その後の関わりがうまくいかないんですよ」とか。
耳が痛いわあ。
 
この先生のいいところは、話がそこで終わらないことです。 
「どうやって自己肯定感を高めるか」
そこまできっちり教えてくれることです。
 
いくつかある中で心に残ったのは「ほめる」の3項目。
それは
1、できないことより、できているところに注目
2、「できて当たり前」ではなく「できなくて当たり前」
3、比較するなら、以前のその子と
というものです。
 
1ならば、テストで60点取ってきても、×より○を見てがんばりを認める。
2なら、子どもに対する要求水準を下げる。
3なら、よその子と比べるのではなく、前と比べて成長したところを見つける。
 

すると子どもは「自分は自分のままでいい」と自信を持てるのだそうです。
 
最後の質問タイム。
1人のお母さんが「はい」と手を上げて聞きました。
「親の自己肯定感はどうやって上げればいいのですか?」
 
それに先生はふっくらと柔らかく微笑んで答えました。
「お母さんはよくがんばっていらっしゃいます。
 お母さんの自己肯定感を上げるのも、基本的には子どもと一緒です。
 
ひとつは、できないことより、できているところを見る。
子どもを大きくしているでしょう?
少なくとも餓死はさせていない。
できているところを見てください。
 
それから親だって『できなくて当たり前』なんです。
親になったからって何でもできるわけではない。
カンペキにこなそうとしなくていいんですよ。
 
そして人と比較しないでください。
周りのお母さんはみんな余裕があるように見えるでしょう。
けど、うちに帰ればわかりませんよ~。
ほかのお母さんと比べて落ち込まなくていいんです。
以前の自分と比べてください、絶対成長してますから」
 
そっか、そう考えればいいんだ!
 
明橋先生の教えは、どこまでもあたたかく。
どこまでも優しく、会場を包み込みました。
それはまるで、子宮の中にこっとり安心しておさまるような心地よさで。
 
私もこんな人になろう。
お母さんとして。
子育てを応援する者として。
 
「子育てハッピーアドバイス」
それは、子どもだけでなく、お母さんもハッピーにしてくれるアドバイスでした。
 
 

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